実は弊社ではKintokiというソフトを開発いたしまして、2003年より無料で提供いたしていた次第です。
これはまだクラウドなどというものが存在しなかった、あるいは存在していたとしても無名であったころのお話です。
LAN(これも古い言葉ですかね?)上のサーバにJavaで実装したサーバソフトをインストールし、ユーザのPCに監視ディレクトリを設け、そのディレクトリの内容が変化したら問答無用にファイルをバックアップするという仕掛けを作りました。
ファイル名や拡張子などでバックアップ対象外ファイルを設定出来ます。
残念ながらLANでの使用が前提のためプロプライエタリな通信プロトコルを使用し、通信の暗号化の機能は持っていませんでした。
SugerSyncと違い、サポート対象プラットフォームはWindowsのみでした。
ただPCの故障を考慮して新しいPCにサーバにあるバックアップファイルを落とすことを可能としておりました。
当然ながら特定の時間に戻る機能も有しておりました。
何名かの人にご覧いただいたのですが、GUIが田舎臭いこともありすこぶる不評でありました。
無料で提供した理由も結局、見せた人々の評価が悪いので売り物にはならないと考え、そのようにいたしました。
でも現在のSugerSyncの評価を見るにつけ、見せる相手を間違えただけなのだと思っているのですが、本当の所はどうなのでしょうか?